(前回まで: 米国クソ野郎との対面を経て、僕は最高の留学にしようという気持
いよいよ僕のMBAの話だ。
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(前回まで: とにかく日本から遠くに行かなければという焦燥にかられた僕は、すぐさま社内の留学制度に応募した)
メール一本を送っただけの社内の選考は数日後にあっさり通った。事前に予測はついていたが、この年に応募したのは僕だけだったので通らないわけがなかった。
そもそも外資系で留学制度がある会社も珍しいかもしれないが、応募要件を満たすシニアコンサルタント以上ともなると今更MBAを選択しない人が殆どで、応募者が一人もいない年も多い。それでも再入社後2年月割償却という比較的軽い義務に対し、数百万円の補助(退職扱いになるので給料はなし)をもらえるのは、行きたい人にとってはありがたい制度だ。
2年ほど会社を不在にすると、一つ下のポジションにいるぐらいの人にはガンガン出世でも抜かされる。MBAを取って帰ってきても、それ自体が評価されることもない。でも、そんなことはもちろんどうでもよかった。
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既にMBAでの全課程を終え、ボーナスステージ的な北京語言大学での中国語学習も残すところ約半月ほどとなった。一年半の長い旅路を終えようとしている今、自分なりの総括をすると共に、同じようにMBA(特にアジア)の取得を検討している人の役に立つ(かもしれない)話を書き留めておきたいと思う。
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PCのドキュメントを整理していたら、「武田信玄物語」というメモ書きが見つかった。すっかり忘れていたのだが、今年就活だった従兄弟が、こんなお題が出たのだがよくわからないので適当に書いて出してしまったというので、暇に任せて自分もトライしてみたものだった。従兄弟には黙殺されたので、せっかくなのでブログに残しておく。
お題:以下は、武田信玄が残した言葉と言われています。これは、彼自身が経験した苦い体験と、ある成功体験に基づいているとします。その具体的体験を想像してみてください。
「我、人を使うにあらず、その業を使うにあり」
(意味:人を使うというのは思い上がった考えだ。人を使おうというのではなく、そのものが持っている力・技能を最大限活用させて頂く)
注意:史実に基づいている必要はありませんので、情報収集は必要なく、なるべく具体的に想像をしてください。
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(前回の続き)
前日に汪哥を含め情報収集したところによれば、EMBAの圧勝の秘訣は概ね以下のようだった。
汪哥は特に四つ目を強調していたわけだ。
僕らは基本的にこれを模倣し、若さの差分で競り勝つ方針を立てた。
続きを読むCEIBSに来る前のある日、「ゴビ砂漠での『Leadership in Actionコース』に興味はある学生は早期に申し込むこと」とのメールを受信した。詳細はよくわからなかったが、どうやら3日ほど風呂にも入らずにぶっ続けでゴビ砂漠を歩き続けることで2クレジット分の単位がもらえ、その費用の大部分はEMBAの卒業生がスポンサーとして負担してくれるとのことらしい。
例年EMBAのみで開催していたところ、今年は初めてMBA生を交えるとのことだった。MBAオフィスによればMBAからは30人ほどの参加見込みらしいので、興味のある学生がそれほど多いとは言えない。MBAはプログラム全体がリーダーシップコースみたいなものなので、ここまで来てリーダーシップか・・・という気持ちもなくはなかったが、HKUSTから同じくCEIBSに来ている仲の良い二人も参加するということだったので、軽い気持ちで参加してみることにした。
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(前回まで)
LINEの送信ボタンを押してからふとまた不安になる。なんでこいつ、LINEなんだ…?中国人ならWeChatだろ。仮に海外にいようが、WeChatを使わないのは不自然だ。こいつひょっとして中国人じゃないんじゃ…?そういえばこいつ美人すぎるんだけど、Airbnbで売りやすいように名義だけ貸してるやつなんじゃ…?てことはこいつ、不動産の所有者でもなければ真の貸主でもないんじゃ…?すなわち一種のハニートラップ…?これ以上深入りすると最後すごい怖い人出てきた上にパスポートに「淫虫」って押されてもう入国できなくなるんじゃ…?(それは台湾)
カナダにいるAirbnbの貸主VanessaにLINEを送ったところ、数時間後に返事が返ってきた。
Vanessa > 不動産の持ち主は法人で、〇〇公司。担当者は〇〇。私の中国名は〇〇。はい、本件は転貸です。登録がうまくいくことを祈っています。
拍子抜けするほど簡単に教えてくれた。いやいや、不審なことはまだ残っている。
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