早いもので昨年7月末に香港に来てから既に半年が過ぎ、香港に滞在するのも最大で残り半年となってしまった。今年の8月以降は上海に移り、(選考にうまく通れば)CEIBS-中欧国際工商学院に交換留学に行くことになる。
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早いもので昨年7月末に香港に来てから既に半年が過ぎ、香港に滞在するのも最大で残り半年となってしまった。今年の8月以降は上海に移り、(選考にうまく通れば)CEIBS-中欧国際工商学院に交換留学に行くことになる。
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来週マーケティングのクラスでチームに分かれてのディベートが予定されているのでケースを読んでいたのだけど、ふとある分析を思い立って少し手を動かしてみたら、いくつか大きな問題はあるものの、クラスで発表する分には十分に面白いのではと思える結果が手に入った。
コンサルタントの世界から離れて生活するようになって、コンサルタントならではの物事の考え方や表現の仕方の良いところ・悪いところを感じるようになっているのだが、今回20分程度でこの分析を完成させられたのは、明らかに良いところではないかと思えたので、自分の勘を鈍らせないためにも記録しておこうと思う。
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後輩が北京旅行を検討しているというのでお節介にも長々とおすすめを紹介してみたりしたので、ブログの方にも載せておこうと思う。
(以下、後輩へのメールに加筆修正・写真の追加をした上で転載。798芸術区は紹介し忘れたので完全に追記)
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あっという間にFall1が終わってしまった。授業の振り返りなども、成績が出揃ったところでまとめておきたいと思う。
さて、Fall 2は以下の授業に登録している。
もちろんこれまでも「ビットコインがここまで上がった」とか「日本の法規制がとうとう仮想通貨を認めた」とか、何だか景気のいい話は耳に入ってきていたのだけど、ここ1~2週間で立て続けに身の回りでもビットコインの話が聞こえてきた。
「ビットコインの会社を作り、大手と提携しました」
とか
「友達の彼氏がビットコインの会社を作ったんだって」
とか、そういう話である。
以前Fintechについてまとめて勉強した時に、ブロックチェーンについては多少の知識を得たのだけど、ビットコインについてはずっとシンプルな疑問を持っていた。それは、
「価格がこれほど乱高下するものが果たして決済手段として普及するのか?」
ということだ(そもそも「ビットコインの会社」って何だ?みたいなこともあるのだけど)。そうはいっても他にやりたいことが山ほどあるので放っておいたのだけど、あまりに世の中が盛り上がりすぎていて、今後数年で何か大きな動きがあるように思ったので、自分なりの考えと疑問を一度整理しておくことにした。
金融での勤務経験があるとはいってもプライマリーマーケットで数年過ごしただけなので、決済関連やその他経済全般には素人同然であるということ、及び一部憶測や仮説も含んでいる点はご理解頂き、理解に誤りがある点などあれば是非ご指摘頂ければと思う。自分はただ、「本当のことが知りたい」だけである。
なおビットコインを支えている技術であるブロックチェーンに関しては、自分は元より肯定的である。
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要約:色んな英語力の人達に難度高めのAmerican idiomのサンプルを見てもらい、
モゴモゴバスターという英語リスニングの教材があって、
TOEFL100点以上程度のレベルであれば、
ところがコーポレートファイナンスでグループを組んでいる米人P
そこでここしばらく、なぜPの英語が(特に)
ほとんどの授業が全8回で構成されているうち、とりあえず第3回が終わりつつあって、今のところ一番のお気に入りはManaging Organizationという授業。意思決定に際しての認知の歪みをどう自覚すべきか、リーダーシップのあり方とは、といったことについて、豊富な例え話や問いかけ・エクササイズなどによって理解を深めていく内容で、教授の話のうまさもあり素晴らしい授業だと思っていたのだが、クラスメイトの何人かから否定的な評価を聞いた。
とある休憩時間中の雑談の中でこの授業に関する意見を求められたので、「一番気に入ってる授業だよ」と返したところ、
「あの授業は、楽しいだけ。実践的じゃない」
「当たり前のことしか言っていない」
というような言葉が返ってきたので、驚いた。いくらか反論しようとしたのだが、「そうだそうだ、楽しいだけだ」と何人かで畳みかけるように話が盛り上がり、休憩時間も残り少なかったのでじっくりと自分の意見を言うことができなかったのだが、その時に感じた違和感がどうも残っている。
要は、何を「実践的」と捉えるかの違いなのだと思う。これは、キャリアのどの段階にいるかどうかにもよるのだと思われるが、彼らがファイナンスや会計はいかにもすぐに使えそうなので実践的だと言っているだとすれば、それはせっかく大金をはたいているプログラムから得られるものを自ら縮めてしまっているのではと改めて思った。
そもそも、MBAの授業で学ぶ専門知識自体は、プロフェッショナルの現場で使うにはあまりにも浅い。例えば投資銀行にはビジネス知識を持たない学生も新卒で毎年多く入るが、彼らが入社後1年間でOJTも通じてゼロから学ぶファイナンスその他の知識は、MBAでファイナンスの授業を多めにとったぐらいの学生は遥かに凌駕するレベルにある。
ではMBAの授業は意味がないかというとそういうことではなく、(会計の授業はどうしても知識の伝授という側面が強くなりがちなのだが)例えばファイナンスの授業では、公式的な結論に至るまでの考え方、直観的な理解、現実世界への応用などについて、「これはどう考えるべきか?なぜそう考えるか?でもこういう考え方をすると君の考えは否定されるけど、他の考え方をする人はいるか?でもその考え方もこの点ではおかしいよね、結局どう考えるべきか?」という議論の中で展開されていくことで、結論の暗記に留まらない考え方そのものを身につけていくことにこそ価値があると思っている。
その点、個人的にはむしろリーダーシップ・国際経営のようなソフトなテーマの方がMBAのプログラムには馴染むと思っており、自分の努力も集中的に投下したいところ。
「答えがない」ことに文句を言う人もいる。しかし、「作業」を与えられる駆け出しの社会人からマネジメントに近くなるにつれ、扱うべき問題にはどんどん目に見えた答えがなくなっていく。とりわけ、様々なバックグラウンドや国籍の人が集うプログラムであるからこそ、答えの選択肢の幅が広くなる傾向にある。なので、「そうはいっても答えがある(ことが多い)」テーマよりも、価値観・人間力学の見方を戦わせるような体験を重視したいと考えている。
少し残念に思う気持ちがあったのは事実なのだが、人はどうあれ、自分は一つ一つのケースにおける悩みに深く共感することで、様々な境遇で答えの無さと向き合う気持ち悪さ・ストレスを感じる経験を大事にしていきたい。