香港MBA留学後記

留学、その後

タイ~ラオス旅行記1

(Facebookからの転載)備忘までにタイ初日。

 

AM5:00にスワンナプーム空港着、ドンムアン空港にバスで移動後、AM11:25まで時間を潰してチェンライ行きに乗る。

 

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PM1:00に到着後、チェンコーン行きのバスがPM4:00まで出ないと言うので、バンコク人のおばさん達に誘われて街中のショッピングモールまで行く。Fuji、やよい軒を始め、日系非日系の日本食屋が4軒ぐらい入ってて、全レストランの20%ぐらいは占めてた。非日系日本食チェーンの雄、Fujiのカツ丼食べたけど、変なローカライズもなく、普通にかつやチェーンレベルはあると思った(キムチがついてたけど)。噂に聞いてた甘い緑茶は想像通りの味。モールの中で日本祭をやってて、学生が一休さんを朗読発表してた。刀のごちそう、という話だったけど、現代の日常会話では使わない古めかしい単語がふんだんに用いられていて、学習用としては非常にどうかと思った。

 

さて、PM4:00にバスが出発後、以下のようなやり取りを経て、よくわからないホテルに泊まることになった。

し: 国境を今日中に渡りたいから、橋まで連れていって欲しい

ドライバー: もう遅いから無理だ

し: でも航空会社からもらった旅程表(バス付きのプランだった)では、最初に橋に行って、そのあとホテルに行く、降りたい場所はドライバーと相談のことと書いてあるけど

ド: 最初に橋にいくというのは、ただ景色を見るだけだから降ろす予定なんてない。向こう岸に渡ってもいいホテルはないから今日はタイに泊まったほうがいい

タイ人の全乗客: そうだそうだ、これはお前のために言ってるんだ

し: わかりました、ホテルに行きます。でも、ホテルとってないけど

ド: 大丈夫!

 

ということで2時間ばかり走った後、僕だけどこかのホテルの前で降ろされる。みんなバスの中から、ユーキャンステイヒアとひたすら連呼しながらどこかに走り去ってしまった。みんなはどこに行ったんだろう?

 

ホテルはまだ出来上がっていないらしく、スペシャルプライスで約3,500円とのこと。安いのか高いのか判断がつかないけど、ホテルのグレードからすればまあまあだと思う。

 

かくして納得いかないままに泊まることになったけど、作りかけとはいえホテルの内装は綺麗だし、メコン川の対岸にはラオスの灯りも見えるしで、結構な旅情があって満足している。

 

明日は国境を越えたのち、2日間かけてボートでルアンパバーンに向かいます!

ハワイ長期滞在9日目

(Facebookからの転載)

ハワイ9日目−モヤさまのヌシカンさんに会おうと出雲大社を目指し、チャイナタウンの北側、川沿いの道に足を踏み入れた。

 

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疲れたので一休みというよりも、日常的な生活者といった風情で道端に座り込んでいる人々が多いことに気づき、少しまずいことになったと思ったが矢先、20mほど先から生活者の一人がこちらの方に「Hey!」と叫んでくる。ここ数年は服も体も洗っていないといった風体だ。まさか僕に向けてではないでしょうと自分に言い聞かせつつ知らぬふりをしたところ、「Hey, skate board!」と再び叫ぶので、どうやら僕に向けて語りかけているのだと確信した。つい先程乗れもしないのに買ったスケボーを小脇に抱えていたからである。

 

気づいてからの行動は早く、0.1秒後には全力で逃げ出したのだが、「Skate boaaaaard!!」と絶叫し追ってくる。こんな恐怖は久しぶりだ。バック・トゥ・ザ・フューチャーのマーティならスケボーに乗って逃げるんだろうなと思ったが、乗れもしない僕にとってはまさに無用の長物だ。なんでこんなの持ってるのだろう?と心の底から思った。

 

ようやくのことで振り切り、もう大丈夫だろうと休んでいたら「そのスケボーどこで買ったの?」とか声をかけてくる野郎がいる。もう許してくれ、スケボーのことは放っておいてくれ。

 

かくしていつもの通り、ホテルでおとなしくインターネットサーフィンに打ち込んでいる。傍らのスケボーに時折目をやり、さてどこに捨てたものかと思案しながら。

プレッシャー管理のセオリー

僕はたぶん生来プレッシャーに弱い気質で、必要以上に気負ってしまうところがあります。 

なので仕事でのプレッシャーに本当に押しつぶされそうになっていた時期があり、 心ない同期からは「お前M&A向いてねえよ」とか言われたりしてたのですが、 一年前会社で強制的に「メンタルタフネス研修」というのを受け、大分改善されました。以下の本を書いた高杉尚孝さんという方の研修です。 

 

実践・プレッシャー管理のセオリー ~ビジネスパーソン必修 メンタル・タフネス強化のセルフ・コーチング術

実践・プレッシャー管理のセオリー ~ビジネスパーソン必修 メンタル・タフネス強化のセルフ・コーチング術

 

 
このセミナーで繰り返し述べられていたことは以下の2つです。 

1. 世の中には、「○○せねばならない」ということは、絶対に、何一つない 
⇒ねばならない、と通常思っていることは全て「できた方が望ましい」というだけであって、本当に「ねばならない」ことは絶対に存在しない。 「法律は守らねばならないんじゃないスか」と誰かが質問してたけど、「そんなことはなくて、守った方が望ましいだけです」と言いきってましたからね。 

2. 「ねばならない」と思っていることが実際には出来なくても、絶対に死なない
⇒あくまで「できた方が望ましい」だけなので、死なない。死ななければ人間どうにでもなるし、生きているだけで幸せだからとにかく大丈夫。 

もちろん屁理屈で考えれば「達成しなきゃ殺されるミッションがあったらどうすんだ」とかはあるんですけど、普通の仕事上でそんなプレッシャーがかかることはないと思います。

やり方としては、「ねばならない」と思ってプレッシャーに感じていることを、「どうしてねばならないんだ?できなかったら死ぬのか?」と突き詰めて考えていって、結局最後は「死なない。だから大丈夫だ!」という結論で論駁し安心するというものです。


シンプルすぎて、「あのオッサン、めちゃくちゃ単純なことを連呼してるだけじゃん」という否定的な感想が多かったような気がするのだけど、僕はすごく影響を受けました。 

オフィスの1個下の後輩にも必ず受けた方がいいよと薦めたところ、「僕プレッシャーって感じたことないんスよね・・・」と真顔で言われました。 そういうのって、本当に才能だと思います。だけど、努力して身につけることができる才能もあるのだなあ、とも思った次第です。 

興味がある人は是非本を読んでみてください。

Happy 39th Birthday

職場で一番かわいがってくれている上司のことを、僕は密かにOKB38と呼んでいる。 
38歳の岡林さんだからというのがその由来だったけど、つい2時間ほど前に彼は39歳になったはずだ。 

「おかげさまで明日39歳になります」と、彼は帰り際に突然宣言した。 
「おめでとうございます。とてもそうは見えないでやんスね」と僕は卑屈にゴマをすった。 
彼のスケジューラーで明日の18時以降がブロックされていた理由がわかった。 
(彼は、クリスマスイヴと誕生日だけは遅くとも定時に帰る。) 

「しかし30代後半になるとだな」と彼は続けた。「頭の衰えだけはどうにもならんのだ」と。 
だから、その前になるべくやりたいことをやっておくべきだというのが彼の主張だった。
勉強ですか、と僕は聞いたけど、勉強に限らずだ、と彼は言う。 

「そうすると、小職は何をするべきか皆目見当がつかないでやんス」と正直に伝えると、
「それは自分で考えるしかないなあ」と困った顔をして帰ってしまった。 

だから僕は自分で答えを探さなくてはいけなくなったのだけど、 
それは今現在の自分の力で最大限人生を楽しむという喜ばしい作業のように感じられた

皆さんケアレスミスはしますか?

一昨日、社会人1年目の友人が、 
mixiの日記に「仕事でミスをしてしまう」というような内容のことを書いていた。 
俺様は社会人2年目なので、 
どれ一つ心得を教えてやるかとばかりに偉そうなコメントを書いてやったのだけど、 
今日早速、自らミスを犯した。 

【今日の俺様のミスその1】 
・朝一に出張のため新幹線に乗り込んだその瞬間、ネクタイを忘れたことに気づいた 

いつも客先に行く時以外はネクタイをしないので、 
会社にほとんどのネクタイを置きっぱなしにしているせいでつい忘れた。 
これは俺様が悪いんじゃなくて、社会の仕組みとか政治が悪いと思う。 

【今日の俺様のミスその2】 
・必死で作り上げた資料(パワポ)、 
最後の一枚を完成させ「さあ帰るぞ!」と嬉々としつつ簡単に見直しを行っていたところ、 
一時間ほどかけて作り上げたページが一枚見当たらなくなっていた。 
どうやら気が付かない間に消してしまったらしい。 

パソコンが悪いと思う。 


※おまけ【今までに俺様が犯した主なミス】 
・配属された初日、上司に客先に連れて行ってもらうことになった。 
「君の今日の仕事は、この資料を持ってくることね」と言われ、 
「ハイ!」と勢いよく返事をしたものの、その資料を持っていくのを忘れた俺様 

・客先に出向きプレゼン資料をカバンから出そうとしたところ、 
手が滑ってカバンの中に入っていたモーニング(漫画雑誌)を机の上に出してしまった。
光のスピードでモーニングをカバンにしまい込む俺様  

・ベルトをしていくのを忘れ、落ちてくるズボンを必死でたくり上げる俺様

ひいおばあちゃんの赤い杖

91歳になる僕のひいおばあちゃんが持っている杖は赤くておしゃれな代物で、それなりに高価なものらしい。ところが先日おばあちゃんが整形外科に行った時、少し目を離した隙になくなってしまったんだそうだ。 

慌てて周りを見渡すと、別のおばあさんがその杖をついてまさに自動ドアから出て行こうとしているところだったようで、ひいおばあちゃんは「それあたしの杖です」と止めたらしい。そうすると赤い杖をとったおばあさんは、「あたしの杖はボロボロのだから、赤くていい杖があったからこりゃいいと思ってもらった」と開き直ったとのこと。「そんなのいやだから返してくれ」と、僕のひいおばあちゃんはなんとか赤い杖を返してもらったんだそうだけど、帰り際に杖を盗ったおばあさんがついている杖を見たら、それこそ棒っきれみたいな杖だったそうだ。なんかかわいそうだな。 

ひいおばあちゃんは杖をついているとはいえなお健全で、家事も全て自分でやっているし、今でも親戚一同を大爆笑させる話術を持っているらしい(僕自身は随分長いこと会っていない)。 
母づてにひいおばあちゃんの話を聞いて思い出したのだけど、亡くなってしまったひいおじいちゃんは随分色々な仕事に挑戦した人なのだった。戦争に行って、死んだと報を受けていたのにある日突然帰ってきて、その後何しろ様々やったらしい。海の家までやったことがあるってんだからすごいよね。 

明日からは人のためじゃなくて、自分のために仕事ができるか試してみよう。健全な自己中になろう。 

それにしても・・・。 
はじめてのおつかいはいつ見ても面白いな。 
これだけは欠かさず見てるよ。

エアガン一発500円の巻

電車の中で三丁目の夕日に読み耽っていたところ、銀玉鉄砲で遊んでいるシーンが出てきたのでふと思い出したのだけれど、昔公園で遊んでいたとき、お父さんがエアガンで撃たれたことがあったのだった。そして、撃たれたのは紛れもなく彼自身の責任によるところだった。 

おぼろげな記憶を辿るに、父にはその日妙なハイテンションがみなぎっていたように思う。公園で一緒に遊んでくれることも決して少なくない、実に良い父親であったと思うのだけど、その日の彼は危険だった。エアガンを握り締めた見知らぬ少年に話しかけ、「そのエアガンで俺を撃てたら500円やるよ」などという話を自分から持ちかけたんだからね。結果として、少年はいともたやすく父に狙いを定め、父はといえば両腕を左右に広げたまま微動だにせず弾丸をその身体に受け止めた。 

痛みは隠し切れないものの、潔く500円を少年に渡す父を、当時の僕は誇らしい気分で見つめていた。この人はなんて馬鹿なことを、大人ながらにして成し遂げるのだろうってね。 

かくして父はなお健在で、だけれども今ではかつてほどのクレイジネスは影を潜めている。ひょっとすると、あの日の父は決して大人らしからぬ大人であったわけではなく、実際にまだ子供だったのかもしれない。あれから15年ほども経っているのだから、彼も、そしてまた僕も成長したことだろうか。少なくとも、そうであって欲しいと願っている。