香港MBA留学後記

留学、その後

タイ~ラオス旅行記3

(Facebookからの転載)

 

今日は思いつきでツアーに申し込み、滝に行った。石灰岩がどうのこうので青く見えるらしく、とても綺麗だった。滝に打たれる爽快感もハンパなくて、間違いなく来てよかったと思う。

 

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さて、帰りは14:30にバスに集合とのことだったので集まったはいいけれど、ドライバーが全然来ない。15分ぐらいして、他の乗客もざわついてきたところ、他のバスの運転手と思しき青年が僕に話しかけてきた。

 

運: このバスの運転手の名前はトゥイミアナムだ、きっとあっちの方でビリヤードをやってるかビールを飲んでるから、トゥイミアナーム!って言いながらあそこらへんを歩き回るといい

し: 急いでないからいいよ

運: いいから行って来いよ。名前は覚えたか?トゥイミアナムだ!言ってみな

し: トゥイミアナム

運: ヒャーッ。そうそう、行って来い!

 

なんで僕が行かなくてはいけないんだろうと思ったけど、他の乗客の顔を見たら、何してんだ早く行って来いよって顔をしている。このように無責任で他責的なスタイルを取る人は、彼ら自身の成長のみならず、ひいては人類社会の成長を実に緩やかなものにしていることに責任の一端を感じて欲しい。そういうわけで、一流のオーナーシップを見せつけてやるべく、行くことにした。駐車場から少し離れた売店が集まっているような場所に着くと、確かにビリヤード台があって10人がかりで囲んでいる。

 

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し: トゥイミアナーム!(運転手の顔は覚えていない)

 

ビリヤードを囲んでいた集団に、なぜか爆笑が起こる。奥の方でビリヤードをやっていた、トゥイミアナムっぽいやつがキューを握ったまま飛び出てきた。

 

ト: あと2分、いや5分で行く

し: マジで?急いでよトゥイミアナム

 

また爆笑が起こる。トゥイミアナムと言うと、爆笑が起こるみたいだ。そんなわけで先に駐車場に戻ると、さっきの運転手が嬉しそうに話しかけてくる。

 

運: トゥイミアナムはいた?

し: トゥイミアナムいたよ

運: ヒャーッヒャーッ。いい名前だ、ヒャーッ

 

このあたりから、トゥイミアナムというのは彼の本当の名前じゃないんだろうなと思った。きっと、何かラオス語で卑猥な言葉か何かで、○○野郎とか○○が大好きな野郎とか、そんな意味に違いない。

 

ようやくトゥイミアナムがバスに戻ってきて、乗客全員乗り込んだ。いざ出発という段になったが、さっきの運転手はまだ僕の席の横の窓を叩きながら、セイ・ヒズ・ネイム・アゲーン!とか言ってやがる。何がアゲーンだ、馬鹿野郎。

 

バスは走り出したが、何だか怒りがこみ上げてきた。こっちが言葉をわからないのをいいことに、大衆の面前で○○野郎だなんて卑猥な言葉を叫ばせるとは、下劣な行為だ。しかし、僕は自分が世界を股にかけるべき誇り高いジャパニーズサラリーマンであることを思い出し、怒りを鎮めた。なるほど彼がしたことは確かに下劣かもしれないが、言葉のわからない外国人に卑猥な言葉をしゃべらせるのは確かに楽しい。そういうことが良くないことだと気づくためには、高度な国際感覚が必要なのだ。

 

バスがルアンパバーンの街まで戻った頃、僕は運転手に聞いてみた。

 

し: トゥイミアナムというのは、あなたの本当の名前じゃないんでしょう?

ト: ・・・違うよ

し: どういう意味なの?

ト: 王様だよ

 

思ったほど卑猥な言葉ではなかった。いつも自由に行動して乗客を待たせたりするから、そう呼ばれたりしてるのだろうか。しかし、卑猥な言葉でないとすると、先ほど感じた怒りの行き場がなくなったように思えてきて、僕は少し恥じ入った。いやしかし、トゥイミアナムはああ言ったものの、本当はただの王様という意味じゃないのかもしれない。◯◯王とか、◯◯が大好きな王様とか、そういうやつかもしれない。

 

そう思うとまた怒りがこみ上げてきた。そうだ、こういう怒りを大事に、世界と戦わなくてはいけないのだという気がしてきた。そうして、僕は怒りの火が消えないように気をつけながらホテルに戻り、一心不乱にiPhoneのキーボードを叩いている。

タイ~ラオス旅行記2

(Facebookからの転載)2日目@タイ~ラオス


7時起きで国境を越えて、スローボートに乗り込んだ。結論から言うと、コミュ障にはスローボートはきつい。明日は誰にも話しかけられないようにスピードボートに乗ろうと思う。

 

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隣に座ったオーストリア女性: ボートの中でも勉強してるの?日本人が勤勉というのは本当ね
し: 留学したいから
オ: "げっ歯目"なんて単語聞いたこともない
し: ネズミとか、そういう動物(しゃべってる英語のレベルと勉強してる英単語のレベルがバランスしてないなと思われてるかな)
オ: 仕事は何してるの?
し: コンサルタント。東京にあるドイツの会社で働いてる(その割にはヨーロッパのことあまり知らないなと思われてるんだろうな)
オ: そうなんだ!ドイツは行ったことある?
し: いや、ない(なんでドイツの会社で働いてるのにドイツに行ったことないんだろうと思われてるかな)
オ: そうなんだ・・・。ラオスでは何をするの?
し: (今のところ特に予定はないから、なんて答えたらよいやら・・・)この本(TOEFL3800)を読む
オ: それは・・・タフね・・・
し: ・・・(そっと目線を本に落とす)
オ: ・・・

 

新たに隣に来たアメリカ人: やあ!昔日本語を勉強しようと思ったけど漢字が難しいから諦めたよ。俺の名前を漢字で書いてみてくれるかい?ウォルターだ
し: (魚留太と書く)
ウ: おお!どういう意味?
し: Fish-keeping man
ウ: はっはっは!
し: ・・・
ウ: ・・・

 

明日はスピードボートに乗ろうと思う。

タイ~ラオス旅行記1

(Facebookからの転載)備忘までにタイ初日。

 

AM5:00にスワンナプーム空港着、ドンムアン空港にバスで移動後、AM11:25まで時間を潰してチェンライ行きに乗る。

 

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PM1:00に到着後、チェンコーン行きのバスがPM4:00まで出ないと言うので、バンコク人のおばさん達に誘われて街中のショッピングモールまで行く。Fuji、やよい軒を始め、日系非日系の日本食屋が4軒ぐらい入ってて、全レストランの20%ぐらいは占めてた。非日系日本食チェーンの雄、Fujiのカツ丼食べたけど、変なローカライズもなく、普通にかつやチェーンレベルはあると思った(キムチがついてたけど)。噂に聞いてた甘い緑茶は想像通りの味。モールの中で日本祭をやってて、学生が一休さんを朗読発表してた。刀のごちそう、という話だったけど、現代の日常会話では使わない古めかしい単語がふんだんに用いられていて、学習用としては非常にどうかと思った。

 

さて、PM4:00にバスが出発後、以下のようなやり取りを経て、よくわからないホテルに泊まることになった。

し: 国境を今日中に渡りたいから、橋まで連れていって欲しい

ドライバー: もう遅いから無理だ

し: でも航空会社からもらった旅程表(バス付きのプランだった)では、最初に橋に行って、そのあとホテルに行く、降りたい場所はドライバーと相談のことと書いてあるけど

ド: 最初に橋にいくというのは、ただ景色を見るだけだから降ろす予定なんてない。向こう岸に渡ってもいいホテルはないから今日はタイに泊まったほうがいい

タイ人の全乗客: そうだそうだ、これはお前のために言ってるんだ

し: わかりました、ホテルに行きます。でも、ホテルとってないけど

ド: 大丈夫!

 

ということで2時間ばかり走った後、僕だけどこかのホテルの前で降ろされる。みんなバスの中から、ユーキャンステイヒアとひたすら連呼しながらどこかに走り去ってしまった。みんなはどこに行ったんだろう?

 

ホテルはまだ出来上がっていないらしく、スペシャルプライスで約3,500円とのこと。安いのか高いのか判断がつかないけど、ホテルのグレードからすればまあまあだと思う。

 

かくして納得いかないままに泊まることになったけど、作りかけとはいえホテルの内装は綺麗だし、メコン川の対岸にはラオスの灯りも見えるしで、結構な旅情があって満足している。

 

明日は国境を越えたのち、2日間かけてボートでルアンパバーンに向かいます!

ハワイ長期滞在9日目

(Facebookからの転載)

ハワイ9日目−モヤさまのヌシカンさんに会おうと出雲大社を目指し、チャイナタウンの北側、川沿いの道に足を踏み入れた。

 

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疲れたので一休みというよりも、日常的な生活者といった風情で道端に座り込んでいる人々が多いことに気づき、少しまずいことになったと思ったが矢先、20mほど先から生活者の一人がこちらの方に「Hey!」と叫んでくる。ここ数年は服も体も洗っていないといった風体だ。まさか僕に向けてではないでしょうと自分に言い聞かせつつ知らぬふりをしたところ、「Hey, skate board!」と再び叫ぶので、どうやら僕に向けて語りかけているのだと確信した。つい先程乗れもしないのに買ったスケボーを小脇に抱えていたからである。

 

気づいてからの行動は早く、0.1秒後には全力で逃げ出したのだが、「Skate boaaaaard!!」と絶叫し追ってくる。こんな恐怖は久しぶりだ。バック・トゥ・ザ・フューチャーのマーティならスケボーに乗って逃げるんだろうなと思ったが、乗れもしない僕にとってはまさに無用の長物だ。なんでこんなの持ってるのだろう?と心の底から思った。

 

ようやくのことで振り切り、もう大丈夫だろうと休んでいたら「そのスケボーどこで買ったの?」とか声をかけてくる野郎がいる。もう許してくれ、スケボーのことは放っておいてくれ。

 

かくしていつもの通り、ホテルでおとなしくインターネットサーフィンに打ち込んでいる。傍らのスケボーに時折目をやり、さてどこに捨てたものかと思案しながら。

プレッシャー管理のセオリー

僕はたぶん生来プレッシャーに弱い気質で、必要以上に気負ってしまうところがあります。 

なので仕事でのプレッシャーに本当に押しつぶされそうになっていた時期があり、 心ない同期からは「お前M&A向いてねえよ」とか言われたりしてたのですが、 一年前会社で強制的に「メンタルタフネス研修」というのを受け、大分改善されました。以下の本を書いた高杉尚孝さんという方の研修です。 

 

実践・プレッシャー管理のセオリー ~ビジネスパーソン必修 メンタル・タフネス強化のセルフ・コーチング術

実践・プレッシャー管理のセオリー ~ビジネスパーソン必修 メンタル・タフネス強化のセルフ・コーチング術

 

 
このセミナーで繰り返し述べられていたことは以下の2つです。 

1. 世の中には、「○○せねばならない」ということは、絶対に、何一つない 
⇒ねばならない、と通常思っていることは全て「できた方が望ましい」というだけであって、本当に「ねばならない」ことは絶対に存在しない。 「法律は守らねばならないんじゃないスか」と誰かが質問してたけど、「そんなことはなくて、守った方が望ましいだけです」と言いきってましたからね。 

2. 「ねばならない」と思っていることが実際には出来なくても、絶対に死なない
⇒あくまで「できた方が望ましい」だけなので、死なない。死ななければ人間どうにでもなるし、生きているだけで幸せだからとにかく大丈夫。 

もちろん屁理屈で考えれば「達成しなきゃ殺されるミッションがあったらどうすんだ」とかはあるんですけど、普通の仕事上でそんなプレッシャーがかかることはないと思います。

やり方としては、「ねばならない」と思ってプレッシャーに感じていることを、「どうしてねばならないんだ?できなかったら死ぬのか?」と突き詰めて考えていって、結局最後は「死なない。だから大丈夫だ!」という結論で論駁し安心するというものです。


シンプルすぎて、「あのオッサン、めちゃくちゃ単純なことを連呼してるだけじゃん」という否定的な感想が多かったような気がするのだけど、僕はすごく影響を受けました。 

オフィスの1個下の後輩にも必ず受けた方がいいよと薦めたところ、「僕プレッシャーって感じたことないんスよね・・・」と真顔で言われました。 そういうのって、本当に才能だと思います。だけど、努力して身につけることができる才能もあるのだなあ、とも思った次第です。 

興味がある人は是非本を読んでみてください。

Happy 39th Birthday

職場で一番かわいがってくれている上司のことを、僕は密かにOKB38と呼んでいる。 
38歳の岡林さんだからというのがその由来だったけど、つい2時間ほど前に彼は39歳になったはずだ。 

「おかげさまで明日39歳になります」と、彼は帰り際に突然宣言した。 
「おめでとうございます。とてもそうは見えないでやんスね」と僕は卑屈にゴマをすった。 
彼のスケジューラーで明日の18時以降がブロックされていた理由がわかった。 
(彼は、クリスマスイヴと誕生日だけは遅くとも定時に帰る。) 

「しかし30代後半になるとだな」と彼は続けた。「頭の衰えだけはどうにもならんのだ」と。 
だから、その前になるべくやりたいことをやっておくべきだというのが彼の主張だった。
勉強ですか、と僕は聞いたけど、勉強に限らずだ、と彼は言う。 

「そうすると、小職は何をするべきか皆目見当がつかないでやんス」と正直に伝えると、
「それは自分で考えるしかないなあ」と困った顔をして帰ってしまった。 

だから僕は自分で答えを探さなくてはいけなくなったのだけど、 
それは今現在の自分の力で最大限人生を楽しむという喜ばしい作業のように感じられた

皆さんケアレスミスはしますか?

一昨日、社会人1年目の友人が、 
mixiの日記に「仕事でミスをしてしまう」というような内容のことを書いていた。 
俺様は社会人2年目なので、 
どれ一つ心得を教えてやるかとばかりに偉そうなコメントを書いてやったのだけど、 
今日早速、自らミスを犯した。 

【今日の俺様のミスその1】 
・朝一に出張のため新幹線に乗り込んだその瞬間、ネクタイを忘れたことに気づいた 

いつも客先に行く時以外はネクタイをしないので、 
会社にほとんどのネクタイを置きっぱなしにしているせいでつい忘れた。 
これは俺様が悪いんじゃなくて、社会の仕組みとか政治が悪いと思う。 

【今日の俺様のミスその2】 
・必死で作り上げた資料(パワポ)、 
最後の一枚を完成させ「さあ帰るぞ!」と嬉々としつつ簡単に見直しを行っていたところ、 
一時間ほどかけて作り上げたページが一枚見当たらなくなっていた。 
どうやら気が付かない間に消してしまったらしい。 

パソコンが悪いと思う。 


※おまけ【今までに俺様が犯した主なミス】 
・配属された初日、上司に客先に連れて行ってもらうことになった。 
「君の今日の仕事は、この資料を持ってくることね」と言われ、 
「ハイ!」と勢いよく返事をしたものの、その資料を持っていくのを忘れた俺様 

・客先に出向きプレゼン資料をカバンから出そうとしたところ、 
手が滑ってカバンの中に入っていたモーニング(漫画雑誌)を机の上に出してしまった。
光のスピードでモーニングをカバンにしまい込む俺様  

・ベルトをしていくのを忘れ、落ちてくるズボンを必死でたくり上げる俺様